友達が食べに来る!友達を店員にもできる!自分のレストランをつくれる「Restaurant City」
個人的に最近はまっているのがRestaurant City。カジュアルなゲームでありながらその可能性をフルに引き出している、ソーシャルゲームのお手本のようなアプリです。
開発・運営はイギリスに本拠を置くスタートアップ(ベンチャー)企業のPlayFish。Zynga社と並んでFacebookで人気のアプリを多くだしている会社で、このRestaurant Cityの他にも「Pet Society」「Geo Challenge」など、多くの作品をリリースしています。どれも良い出来なので、他のPlayFishの作品は別途特集したいと思っています。
Restaurant Cityでは先日(2009/05/21)、新機能としてアイテムのマーケットプレイスが実装されました。そのアップデートの意味も考えながら、Restaurant Cityの魅力に迫ってみたいと思います。
Flashを使った、アニメーション豊かなプレイ画面
Restaurant Cityは、ユーザー1人1人が自分のレストランを持ち、料理のメニューや店内のレイアウト、店員の雇用・配置などを行いながらお店を繁盛させていくシミュレーション系のFlashゲームです。
店長は自分のFacebookアカウントとつながったアバターで、Facebookの友達を店員として雇って働いてもらいます。店員として雇わなかった他のフレンドはランダムでお店に食事に来ます。
ゲームの難易度はとても低く、ほうっておいても次々にお客さんは来るようになっています。ゲームのカギを握るのは、内装の調理場やテーブルのレイアウトと、料理のメニューを増やすための食材集めのソーシャル要素です。
友達の中には、こんなにやり混んでる人も。アバター・お店のレイアウトにとことんこだわれる

Miiを彷彿とさせるような可愛いアバター
まずやることは店長となる自分のアバターづくりです。
Playfishのアプリはどれも、2頭身くらいの可愛い系のアバターを採用しています。特にRestaurant Cityでは、アバターの店員や客がゲームの中心になることもあって、アバターに力を入れています。
最初見たとき、Mii(任天堂のWiiのアバター)を参考にしたなと直感しました。もともとこういう可愛い系のアバターは海外では受け入れられないとされてきましたが、Wiiやポケモンの成功を受けて、よく研究しているんだと思います。
アバターのカスタマイズの仕方もよく似ており。目・鼻・口などのパーツを選んで組み合わせていきます。あとはスキン(皮膚)と髪の毛の色を選ぶだけという、いたって簡単なものです。Miiみたいに目の位置や大きさを変えたりはいまのところできないようです。
自分のアバターのカスタマイズはもちろん、友達の服装もカスタマイズ
自分のアバターを決めたら、店員として雇う友達を決めます。はじめは1人しか雇えませんが、レベルが上がるにつれて最大7人(合計8人)まで雇うことができます。特に能力差はありませんので、純粋に好きな友達を選べば良いでしょう。その人がRestaurant Cityをプレイしていればそのアバターが反映されますが、未プレイの場合、適当に作ったアバターが生成されます。
友達から雇った店員の1人。友達はRestaurant CityをやっていなくてもOK。「〜〜がRestaurant Cityをやっていて、あなたを店員にしました」というお知らせだけが相手に通知される

自分も含めて店員の役割は3種類あり、各店員にどれかをわりあてます。
・Waiter(ウェイター)・・・お客さんに料理を運び、会計をします。フロアを動き回ります。
・Cook(コック)・・・料理を作ります。Stove(ストーブ)と呼ばれる料理台の前に張り付いてひたすら調理だけをやります。
・Cleaner(クリーナー)・・・店内の掃除を行います。
これ以外にRest(休ませる)とSack(クビにする)の選択肢も用意されています。
WaiterとCookは必須ですが、Cleanerはいなくてもいいみたいです(トイレを置いたらいたほうがよい)。
さきほど自分のアバターをカスタマイズしましたが、店員として雇った友達の店内での服装を変えることもできるのが非常に良いです! 好きな友達を店員にして着せ替えするのは楽しいです。一応制服ということになっていますが、店員ごとに別々の服を着せることができます。友達の顔や髪などは変えられません。
友達のアバターの編集画面。自分自身のアバターと違って、変えられるのは服装のみ

お客さんを効率的にもてなすための店内レイアウト
次に店内のレイアウトを決めます。最低限必要なのは
・お客さんが座るテーブルと椅子
・Cookが調理を行うストーブ
の3種類のパーツです。テーブルと椅子は必ず一対でセットである必要があり、一個のテーブルに向かい合って椅子を配置したりはできません。
必要ではないけれど、後々あったほうがいいものは、
・席がいっぱいの場合、待ってくれる人のための椅子(テーブルは置かない)
・ トイレとお手洗い(レベル8以上から有効)
があります。
公式フォーラムなどを参考に、おすすめの店内レイアウトをいくつか紹介します。
アイテムをドラッグ&ドロップして配置していく。不要になったものはドラッグ&ドロップで戻し、売ることもできる

店員が2人のときは、1人がWaiter,1人がCook。あまり席が大きくてもさばききれないので、Waiterを囲むようにして7席くらいがちょうどいい

いまの筆者のレベルは7で、4人の店員で採用しているのがこのレイアウト。1人Waiter、3人Cookという変則形
ある友達のレイアウト。このように、Waiter+Cookの島を2つ配置するようにしても良いらしい。これを”Island Layout”というのだとか

Waiterは主に移動するのに時間を取られるので、Waiterの移動時間を短くするのがセオリーみたいです。普通はWaiter2人・Cook2人でしょうけれど、上図の形であればWaiter1人でもお店を回すことができます。
本当はもっと席を増やしたいところですが、増やしすぎると料理を時間内に出せなくなり、お客さんの満足度が下がってしまいます。気にしなくてもお客さんはいっぱい来るのですが、料理が待てなくなったお客さんは、料理が来る前に食べずに怒って帰ってしまいます。店の評価は下がるわ、席が一定時間占有されるうえに売上にならないわで最悪です。座席数は適度な数にしたほうがいいでしょう。
それでもレストランが人気で混んでくると席が足りなくなって、せっかく来店しても座れないお客さんが出てきます。そういうときは待合い席を用意しましょう。
席が空くのを待つお客さん用に4席用意してある。食事する席が満席の場合、お客さんはここで待ったあと、空席が出来たら席を移動する

これも多すぎると食事する席が空く前に待ちくたびれて帰ってしまうので、ほどほどの数が良いようです。
レイアウトはあくまでも参考ですので、それほどレベルアップを急がない人は効率を考えずに好きなレイアウトにするのがよいでしょう。でもお客さんに満足してもらえるレイアウトにはしたいですね。
友達のお店を巡回して、ボーナスを得たり食材を交換したり
レストランといえばメニューが大事です。Restaurant Cityでは最初は2,3品しかメニューを出せませんが、Ingredientと呼ばれる食品の材料を集めることによって、メニューを増やしていくことができます。
食材は、毎日ログインするたびに1つ無料でもらえるほか、毎日1問ずつ届くクイズに正解したり、友達が作ったお店を訪問することでも入手できます。それに加えて食材の入手法法として重要なのが、友達との交換です。
必要な食材が3つ揃うと、料理を覚えることができる。同じものを繰り返し集めることで特定のメニューをレベルアップしていくことも可能

食材を交換するには、友達のお店を訪問し、そこでリストされているアイテムの中から、自分が欲しいアイテムと、自分が持っているアイテムを提示して交換を提案します。アイテムが持ち主の判断でロックされていれば相手の同意待ちになりますし、ロックされていなければ自由に交換できます。
中にはめったに入らないレア食材もあって、幻のメニューを実現するためにいろいろなお店を巡ることも。
というわけで、食材を入手するのはそう簡単ではなく、毎日のログインとお店巡りが必須だったのです。しかし・・・(次の段落へ)。
食材のマーケットプレイスが登場。アプリの収益確保フェーズに入った?
つい先日(2009/05/21)、マーケットプレイスという新機能が搭載され、食材をそこで購入することができるようになりました。1日ランダムで3個までなので無限に購入できるというわけではありませんが、これまでと違って食材を入手するのがかなり簡単になったといえます。
これってどういうことなのかな、と考えたのですが。
1つ考えられるのは、食材を多く購入するユーザーをターゲットに、アイテム課金の売上を狙う段階になったのかな、ということです。
Restaurant Cityでは、ゲーム内コインはお店の売上で増えていきます。使う用途は店舗の外観・内装やアバターの服の購入と、疲れた店員へ与える食事くらいでした。これまでは食材はコインで買うことはできず、主に繰り返しログインするか、友達を増やして交換するかしかなかったのです。
それが昨日になり、コインで食材を買えるようになりました。食材はけっこう高く、1個買うのに最初のうちは一週間〜10日分くらいの売上が必要でしょう。そこで課金の出番です。このゲームもクレジットカードやPalPalでコインを買うことができますので、ヘビーユーザーならコインを購入するでしょう(かくいう筆者も10ドル分買ってます)。これまで見た目にこだわらないユーザーはコインの使い道があまり無かったのですが、食材が売りに出されたことで、コインの価値がずいぶん高まったと思います。
食材は、お店の外にある市場で売っている。ユーザー側からみると、ちょっと高いな、くらいの感覚の値段だ
この新機能については、このタイミングでアップデートがかかったという点がポイントなのではないかと思います。つまり、ユーザーが少ないうちはアーリーアダプター向けに「招待して一緒にやるフレンドを増やす」という方向性でのゲーム性にしておいて、ユーザー数が十分に増えた段階でユーザー課金のポイントになるアップデートを行うというわけです(2009年5月時点の月間アクティブユーザーは404万人)。
最初から課金だけで欲しいものが手に入って小さなコミュニティで終わるより、(第一段階)ユーザー数が増えるようなゲーム性(第二段階)課金するとゲームがスムーズになるゲーム性 というように、アプリのコミュニティの発展にあわせてアップデートをかけていくわけです。
PlayFishに確認したわけではないですが、おそらくそこまで計算しているのではないかと思います。
これができるのは、ファンコミュニティの支持があってこそ。ソーシャルゲームは運営面においても巧みな舵取りが大切のようです。
関連リンク:
Game Update – May 21st – Ingredient Market and New Items – Playfish – Forum



