ソーシャルアプリ業界を構成する中間サービスたち〜注目のサポートビジネス
コンテンツプラットフォームのビジネスにおいて、プレイヤーは単にプラットフォームとデベロッパーの2種類ではなくなってきています。 両者だけではカバーしきれない分野に対して、より特化した立場からサポートビジネス的に展開しているサービスがすでに数多く存在しています。 先日とある勉強会で話す機会があり、そのときに用意したスライドをもとに、どんなサービスがありえるかの紹介をしたいと思います。このネタでもう1回リアルで話す機会があるので、そのときは個別の内容を詳しく紹介します(時間も長いですし)。 サポートビジネスの9つの種類スライドに沿って説明します。スライド自体はこちら。
個別にスライドについて説明していきます。 それらを9つに大きく分類してみました。 ・マネタイズ支援 他にもたぶんあるのだろうと思います。私自身の中でも今後この分類は変わってくると思います。 マネタイズとして紹介したのはTrialPayとSocialGold。 TrialPayは直接お金を払ってもらいにくいソーシャルゲームに対して、間接的に他のサービスにお金を払ってもらうことでソーシャルゲーム・ユーザーにメリットを還元するというサービス。SocialGoldは総合的なマネタイズ支援です。 ポイント制度として紹介したのはponcanとAceBucks。poncanはドリコムがやっている日本のサービスですね。AceBucksはFacebookです。 コミュニティとしてはCome2Playを挙げました。この分野は実際はもっとたくさんあるだろうと思います。「コミュニティ」というよりは、パブリッシャー事業ですよね。ただそうなるともうジャンルが・・・ プラットフォーム自体がコミュニティを提供している中で、あえて独自のコミュニティを持ち、そこからコンテンツにアクセスしてもらおうという特殊な意図があります。 いわゆるアドネットワーク。iPhoneではAdMob、FacebookではRockYouAdsというのが私のイメージなのですが、実際にはもっといっぱいあるのかも。 ソーシャルアプリは基本的にブラウザからの利用なので、本来のブラウザで動作可能な技術の範囲でしかコンテンツを提供できないところへ、「ブラウザのプラグイン」という形で3Dグラフィックのプラグインを提供しているのがInstant Action。Instant Action自体は元々は独立したゲームポータルで、それがFacebook Connectを使ってFacebookのコミュニティを取り込もうとしている事例です。今後はこのようなケースが増えてくるだろうと思います。 サーバーホスティングの事例。ここでは日本のハートレイルズさんがやっているOpenSocial Hostを挙げさせていただきました。Facebookなども検索した限りではたくさんあったのですが、どれがメジャーなのかが分からず・・・ ホスティングについては、特にFacebook用とかOpenSocial用に特化したホスティングサービスが必要かどうかはちょっと疑問が残ります。 dangoは、mixiやFacebookに対して共通に1つのソースコードで動作するフレームワークを開発するプロジェクトです。プロジェクト自体は非常に興味深いですが、現在の状況はちょっと分からず。 仕様上の視点からみると、Facebookの仕様とOpenSocialの仕様を統一したフレームワークを提供したいという意図は分かるしニーズもあると思いますが、両者の仕様の違いがありすぎますし、しかも両者とも日々アップデートされるものであるため、実際の有用性という観点からみて、dango Platformがどこまで魅力的なものを出してくるのかに注目です。 Zemblyはウェブ上の開発環境で、ウェブ上でソースコードを編集し、そのままホスティングできるサービスです。Sun Microsystemsが提供しています。その割りにかなり知名度が低いです。 以前使ってみて個人ブログに書いたこともあるのですが、ウェブサービスという時点でサーバーとの通信が発生する都合上操作性の快適さに限界があり、ローカル環境に比べてそうとうもさっとした動作になってしまわざるを得ないという点と、Facebookアプリなどを本気で開発しようとするエンジニアにとって、中途半端にテンプレート化された仕組みはかえって使いにくくなってしまう場合も多いという点があり、今のところZemblyのようなサービスは私みたいな週末プログラマー向けにとどまっていると思います。 最後にちょっと付け足しっぽいのですが、Instant messageです。ここではmeeboとClickatellを挙げました。プラットフォームのIMのAPIを使って、クロスプラットフォームのIMサービスを提供しています。これら自体もAPIを提供しているので、さらにこれらを利用したサービスを作ることもできます。 日本のサービスもいくつか紹介しましたが、日本国内ではまだこうしたサービスはあまり数が多くなく、まだ新しくビジネスを開発する余地がだいぶあるのではないかと思います。 |












