アプリやろうぜに来ています&モバゲー・ビストランテ
いまGMOで行われている「アプリやろうぜ」イベントに来ています。
いつの間にやらソーシャルアプリも国内でも大変盛り上がってきていて、このイベント中のセッションも大変盛り上がっていると思います。
私自身もいまそのソーシャルアプリ開発のまっただ中にいます。
いま注力しているのはモバゲータウンでサービス運営中の「ビストランテ」です。私自身はインフラよりのアプリケーションエンジニアといったポジションで、アプリ/データベースの設計・チューニング・API・ユーザー登録/管理フロー・カスタマーサポート・データマイニングといった業務を担当しています。
ビストランテはいまモバゲータウンのゲームの中で総合でもベスト10、女性では5位につけていて、ユーザー数面でも課金面でも順調な運営を実現できています。
2009年11月から2010年2月まではDeNAに常駐させていただき、他の内製ソーシャルゲームを開発している方々と同じフロアで開発にあたっていました。やっと開発が一段落して自社に戻ってこれたところです。
ビストランテ自体はDeNA内製ゲームという扱いで、企画・技術の両面でDeNAに大きなサポートをもらって作っているので、ここまで来られたことは半ばノルマのようなものと思います。なので今後、オープンで手がけていく完全自社タイトルで真価が問われるのではないかと思っています。
月並みな感想ですが、実際に開発・運営にがっちり関わってみて何よりも強く感じたのは、これは製造業ではなくサービス業だということです。多くのユーザーの無言・有言のフィードバック、特に無言のフィードバックが大きく、日々投下する施策に対してダイレクトに強烈な反応があるという体験をしています。
ところでここまで業界が盛り上がってくると、あえて最新ニュースや分析を伝えるような当ブログのようなものはもはや役割を終えたのかなと思うこともありますが、できれば今後扱っていきたいコンテンツは、実際どう作るかという部分についての実践的な内容です。
たとえば今個人的に熱いのはKey-Valueストア型のデータベースで、これまではデータベースはMySQLを中心に使ってきましたが、MySQLには本当にぼこぼこにされました。その中でMySQLのようなリレーショナルデータベースの素晴らしさを感じる一方、それだけでは限界も感じました。今年、データベース界隈は技術的に転換期となりそうです。Google App Engineはもとより、mongoDB,Cassandra,TokyoTyrantなどの新しめのデータベースや各種キャッシュ技術には大変注目しています。
サーバーの運用にも片足を突っ込んだ状態にいますが、わずかなコード修正・パラメータチューニングや、採用するモジュール・フレームワーク、あるいはバージョンの違いといった選択によってパフォーマンスに劇的な違いが起きるという体験をしてきました。ソーシャルアプリの運用にネックになってくるのはサーバー負荷と安定度です。LAMP構成のノウハウは大変すばらしいものと感じつつも、作り方次第で金銭面・手数面で運用のコストが変わるのは事実だと思います。ノウハウを生かせ、情報が十分にあり、技術的に優れている技術や設計手法を積極的に勉強して取り入れていきたいと思っています。
もう一つ注力したい分野はデータマイニングです。これもよく言われていることですが、ユーザーの動きを見て解析するためには適切なログ取得と整理・分析体制が不可欠です。私もほとんどノウハウゼロから取り組んでいますが、まだほとんど情報がないというのが実際のところではないでしょうか。一般のウェブアクセス解析はすでに研究しつくされている感はありますが、ソーシャルのアクセス解析・分析はかなり事情が違います。ウェブサーバーレベルのアクセスではなくアプリレベルを主に見ているという点が特に違いますかね。アプリ上からさまざまな指標を示すログを徹底的にはきだし、それをLinux上で生ログを各種スクリプトで加工して分析してみたり、DBに入れてSQL叩いてみたりといったことを試行錯誤でやっている状態ですが、この分野で何か大きな成果を挙げられたらと思っています。
ビストランテについては具体的な話はほとんどできませんが、自社・個人で作ったタイトルで存分にノウハウを公開していけたらと思います。