企業内SNSを図式化

「Amazon SNS spoke(スポーク)」「ビジブルパス」といったソフトウエアは、企業内のSNS(ソーシャル・ネットワーク)を図式化する。そのうえで、商品を売り込んだり、販売を取り決めたりする際、話を持ちかける相手を見極めるうえで一役買う。

フェイスブック(FB)などSNS(ソーシャル・ネットワーク)に関する知識が増えることで、人々の交流を現実に活用できる。たとえば、以下の例が考えられる。

  • 巷の会話を追いかけてトレンドをキャッチする。
  • また合併が単なるロゴの変更にとどまらず、社員同士の協力へと結実する。
  • 部門内の事情通を見つけ出す。

SNSが就職活動でも普及

SNSの価値は破壊されることはない。言わば生き物であり、利用することで変容していく。就職活動においても、SNSの価値は一段と高まっているという。多くの専門家が、まさにこれを活用する戦略を推奨したことにその一因があろう。

一方で、プライバシーの問題もある。社員たちには、自分のSNSを個人資産と見なす傾向がある。管理職(マネジャー)と一般社員との間で、SNSの監視と活用をめぐり、少なからず緊張が生まれている。

多くが失敗

とはいえ、従来のSNSデータ分析ツールの多くは、ビジネスとしては失敗に終わった。技術的には簡単でも、社会的には機能するのが難しいメンがある。

我々全員が、一つのデータベースに自分のアドレス帳を落とし込めば、全員がすべての人を知ることができる。しかし、実際にはそこまでの状態になるとは考えにくい。

ブランドのような無形資産と同じ

とはいえ、ソーシャル・ネットワーキング関連ツールの設計が進歩すればするほど、SNSは、たとえばブランドのような無形資産と同じく、評価測定するに値するものと考えられていく。そして、それを認識する方法も見出されるだろう。

企業経営者は見えるものを管理する。企業がSNSに視線を注ぐことで、長期的には、ビジネスに計り知れない影響がもたらされるだろう。

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