#applim のイベントに行ってきました

2010年07月11日(日)
By Naoyuki Yamada

昨日(7/10)、大学生のためのソーシャルアプリxマーケティングコンテスト「applim」のイベントに参加してきました。 一応報道関係者席に座らせてもらったので、思ったことなどを書きます。

ほとんど事前知識もなく行ったのですが、雰囲気やプレゼン内容など、大変刺激になりました。

優勝した企画はすでに類似のアプリがすでにリリースされているものだったり、デザインが既存のサービスに酷似しているものがあったり、リサーチに基づいたものとは到底いえない企画があったりといった点は気になりましたが、ただ本質はそこではないと思いました。いわゆるパクリであれば現時点で商用リリースされているものの中にもかなりのものがあります。パクリという表現を使っていしまうと暗に最初から悪いもののように定義したことになってしまいますが、そこは程度の問題であると同時に、類似のものがいくつも出てくることによって1つのジャンルとして認知されるという過程もあると思うので、業界全体として見た場合は単純に否定できないと思っています。ぶつかっているもの同士はたまったものではないですが・・・

それよりもあらためて感じたのは、説得力とかワクワク感などを想起させることがエンタメ業界の原点だということでした。

ファイナリストに残った5つのプレゼンはどれも大変面白く、自分がクライアント担当者だったらプレゼンが終わったあとに「じゃあやってみましょう」と思わせるものがどの企画にもあったと思います。今回の企画は広告であると同時にサービスを立ち上げ運営するということになるので、プロデュースやディレクションを手がける人の才能やセンスに頼るところが大きいものだと思っています。彼らになら任せてもいいかな、と思える説得力と魅力を個々のプレゼンテーションには感じました。

最近ずっと黒背景の画面とにらめっこでエンジニアリングばかりしているので、エンタメ業界に携わっている立場として原点を思い出させてもらいました。

特にソーシャルアプリについては「やってみないと分からない」ところが実際あると思います。それはバイラルをコントロールすることは完全には無理であること、プラットフォームの方針依存な部分があること、ユーザーのアテンションは限られているため同時に他のアテンションがあったらそちらの影響を受けること、などがあるためです。ユーザーがある種コントロール不能な部分があるというのは健全なことだと思っているので、そこはスモールスタート+計測による軌道修正というのが今後多くなるのではないでしょうか。

ただその際にもスタートするという決断は依然として必要で、その部分ではやはりプロデューサーのセンスとかチームの勢いのようなものが必要です。話がだいぶ逸れてきましたが、applimのようなイベントで切磋琢磨することで、そういった才覚が磨かれるように思いました。

ところで、今回の企画はすべて特定のクライアントをターゲットとしてアプリを作成するというものでした。私としては広告プロモーションのためにアプリを一から立ち上げるよりも、ヒットしたアプリに対してマッチングする商材を合わせていく、という手法のほうがはるかにビジネスとして成立する可能性が高いと思っていて、実際そういうつぶやきもしてしまいましたが、applimとしてはそんなことは折り込み済みで、今回は新しいマーケティング手法にフォーカスする、という立場だったようです。

そのあたりのことは公式ホームページ上に書いてあります。

大学生のためのソーシャルアプリ×マーケティングコンテストapplim

SafariScreenSnapz001.jpg

(公式サイトより引用)

上の図では「課金型アプリ」「広告・プロモーションアプリ」というように逆方向のベクトルとして描かれています。これはわかりやすさのためにこう書いたというのはあると思いますが、実際には両者併存しつつ、ビジネスモデルが多様化していくという方向に今後はなっていくのではないかと考えています。

それにしても私が学生だった頃よりもイベント運営が巧みになっていると感じました。twitterもかなり盛り上がっていましたね。たとえば冷房が効きすぎててtwitterで「寒いです・・」の書き込みが複数あると運営関係者がすかさず対応したりといったあたりは時代の変化を感じました。

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